次世代シーケンス解析サービスを提供している「プラチナバイオ」の特徴や企業情報、対応するサービスについて解説します。
プラチナバイオではゲノム編集とバイオDXと、2つの事業を展開しています。ゲノム編集においてはPlatinum TALENやZF-ND1の作製を受託。バイオDX事業では次世代シーケンス解析による産業有用生物の高精度ゲノムデータの取得や標的候補遺伝子の探索、環境微生物の細菌叢解析サービスを実施しています。
次世代シーケンス解析では、解析終了後にレポートが作成されますが、レポートはニーズに応じた形で納められます。カスタムが可能であるため、サービス内容と結果が一致しやすい仕様です。
独自のプロジェクトを展開していることもプラチナバイオの特徴の一例です。たとえば赤しそをデジタル育種したり、希少な眼疾患の遺伝子治療、アレルギーの方でも食べられる卵を研究するプロジェクトなどがあげられます。テクノロジーを活用して社会課題の解決を目指す企業です。
プラチナバイオで対応している次世代シーケンス解析は次のとおりです。
次世代シーケンス解析に加え、高性能な計算リソースを利用して、de novoゲノムアセンブリを実施するサービスです。解析では長鎖リードと短鎖リードを組み合わせることが可能で、網羅的なデータ取得を目指しています。
遺伝子に対して詳細な解析を行うサービスです。遺伝子の機能予測が行えます。
プラチナバイオでは高精度ロングシーケンサーである「PacBio Sequel IIe」を使って次世代シーケンス解析を行っています。産業有用生物のデータを高精度で取得できるシーケンサーです。
生物の種類や目的によっては、「PacBio Sequel IIe」ではなく「Oxford Nanopore」を使ってロングリードシーケンシングを行います。
イルミナ社の「Hi-C Scaffolding」も導入されており、主にショートリードシーケンスを行う際に使われます。
名称 | プラチナバイオ株式会社 |
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所在地 | 広島県東広島市鏡山三丁目10番23号 |
営業時間 | 公式HP記載なし |
営業日 | 公式HP記載なし |
電話番号 | 公式HP記載なし |
公式サイトURL | https://www.pt-bio.com |
「実験相談窓口」を設け、様々な生物種や解析目的に応じた実験計画から実験プロトコル、データ解析まで研究者の立場に立った提案をしてくれる。
遺伝子解析の中でも、ThruPLEX技術を用いたタカラバイオオリジナル解析サービス「cfDNA変異解析」を提供。変異した遺伝子を検出。
遺伝子バイオマーカーの測定から、コンパニオン診断薬(CDx)を含む体外診断用医薬品の開発、薬事申請、製造販売までワンストップで対応。
【選定条件】
※2023年2月20日調査時点で「次世代シーケンス解析 受託」とGoogle検索し、50位までに表示されるNGS受託サービスを提供する企業29社のうち、「ISO9001」を取得し、他社の受託解析を代理店販売しておらず、公式HPでサービス内容をしっかり確認できる日本資本の会社を3社ピックアップ。その中から公式サイトで確認できる情報をもとに以下の条件で要件ごとに各サービスを選定。
初めての受託解析…北海道システム・サイエンス(調査した結果、3社のうち唯一、実験相談窓口※サービスを行っている)
※参照元:北海道システム・サイエンス公式HP(https://hssnet.co.jp/product/total-support/)
cfDNA変異解析…タカラバイオ(調査した結果、3社のうち唯一、オリジナルcfDNA変異解析※を提供している)
※参照元:タカラバイオ公式HP(https://catalog.takara-bio.co.jp/jutaku/basic_info.php?unitid=U100009437)
新薬の開発…理研ジェネシス(調査した結果、3社のうち唯一、開発・薬事申請・製造販売までワンストップで対応※できる)
※参照元:理研ジェネシス公式HP(https://www.rikengenesis.jp/placement/development.html)